Japanese*woods 国産材の木製食器 木製カトラリー

漆器とは

 英語の『JAPAN』には 漆器の意味もあります。それだけ、漆器は日本を代表する文化の一つのようです。そして、ひとくくりに漆器といっても、 日本には産地により特徴が違う 多種類の漆器があります。 素材・技法・伝統など産地によっても異なってくるので、それぞれの特徴を知ることで、漆器選びがより楽しくなりそうな気がします。

 

 漆器の漆は 漆という木のことです。 漆の木に傷をつけると、樹液がにじみ出るのですが、この液が塗料になるのです。 日本の漆の主成分はウルシオールという樹脂分で 他に 水分とゴム質 酵素(ラッカーゼ)を含んでます。 この酵素が空気中の水分から酸素を取り込んで酸化反応を起こすことにより ウルシチオールが液体から固体に変化し、 漆が乾く 状態になるのです。 塗料として使用され、乾いた漆は、耐水性、断熱性、防腐性も高いと言われています。器に漆の塗装を施すので 漆器 というわけです。そして、その器のボディ・土台が木で作らたものも多く有り、 日本の木が使われた漆器も多くあります。それらの器を当サイトで紹介できればと思っています。 人間がどういういきさつで、漆の木の液を塗料に使おうと思ったのかは、とても不思議ですね。
なお漆に関しては90%は中国からの輸入に頼っているようです。

 

 漆の木の樹液を塗料として器に塗るわけですが、『塗り』にもいろんな技法があります。木目が透けて見える塗り、いろんな色を楽しむ塗りがあります。 このようなサイトを作っていながら、私は拭き漆仕上げのカップ(木目の見える塗り)しか持っていないですが、いろんな塗りの漆器を楽しみたいと気持ちがあります! 塗りによって 器の印象が全く違うので、漆器と一口にいっても種類も豊富だから、きっとお好みの器が見つかるのではと思います。

⇒主な漆器の産地

⇒主な塗りの技法

木目が透けて見える塗り

摺漆仕上げ
木地呂塗り
春慶塗り
かき合わせ塗り

 

漆の色調、光沢を楽しむ塗り

溜塗(ためぬり)
呂色仕上げ
花塗(はなぬり)
真塗(しんぬり)

⇒木地の種類

 

漆器は 漆を塗るという作業の前に、ボディを作らないといけないですが、そのボディも職人さんによる手仕事で作られてるケースが多く見られます。

挽き物、轆轤(ロクロ)挽き

木の器を探していてよく見る言葉の一つが 挽き物、轆轤(ロクロ)挽き。木材をロクロにかけて形作るもので、ロクロ挽きのお椀はよく見かけます。 薗部産業さんの銘木椀はとても人気のあるお椀ですが、こちらも轆轤挽きで木地が作られており、漆塗装されたものもありますし、山中漆器の轆轤挽きのお椀なども有名ですね。 轆轤引きは 木を輪切りに状にして使う方法の竪引き(たてびき)と縦に切って使う方法の横引きとに分けられます。
山中漆器

 

 

 

指物(さしもの)

板を組み合わせて作った木地のことで、板物や角物ともいいそうです。重箱や膳などがあります。

 

曲げ物

薄い板を熱してやわらかくし、輪状に曲げて作るもの。丸盆やお弁当箱などがあります。秋田県の大館曲げわっぱが有名ですね。

 

他にもありますが、代表的な木地を挙げました。 木地の原材料である木ですが、ケヤキやヒノキ トチ ブナ カツラなどが使われています。漆器を検索していると、ケヤキで作られた漆器が特に多いように感じます。 悪まで私の感想ですが。

 

 

 

※参考文献: 産地別 すぐわかるうるし塗りの見わけ方 監修:中里 寿克氏

 

 

 昔の人って 体をはっていろんな発見をしてきたと思うと、本当に尊敬します。 漆の樹液を塗料に使うと言う発見もすごいですし、蜂蜜を食べようと思ったのもすごい。きのこなんて、多くが毒キノコだから命がけですよね。 多くの方が犠牲になったことにより、今の私たちがおいしく食事できることに感謝しないといけないですね。


 

記事投稿日2012/3/14

漆器とは記事一覧

山中漆器とは

 山中漆器は石川県の山中という土地の漆器です。天正年間(西暦1573-1592)、山中温泉のさらに奥にある真砂(まさご)集落に、越前の木地師移り住み、ロクロで木地を挽いたのが始まりだそうです。 江戸中頃からは会津、京都、金沢から塗りや蒔絵の技術を導入して木地とともに茶道具などの塗り物の産地として発展...

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